『魔物』発売日となりました。
お手に取っていただけたら幸いです。
片隅で埋もれそうになりながら ここに生きてますよ~と、そんな思いでまだ、ここにいます。
私の息づかいだけが合図の、レコーディングでした。
寄り添ってくれた音達、一音一音が愛しい。
「音楽でみんなを元気にしたい!」という気も全くなく、「誰かの心を救いたい」という気持ちもなく、「あたしの心の叫びを聞いて」という気もなく、全く志が見えない。
聞く人の事を全く考えていない。
敢えて言うなら、人に言えない後悔と、不幸な死体の気持ちを歌いました…でしょうか。
ただ淡々と8分越えちゃう曲とか、音楽産業に携わる人から見たらありえない事をやっている気がします。
だけど、音を聴いていただけたらうれしい。
ここのところ街で耳にする音楽からは、出せない音達が詰まっています。
これが、今 の音達です。
ずっと応援してくれている皆さん、本当にありがとう。
今日、古い音源から魔物まで、聴きなおしていました。
声は年々変わって、今の声で『魔物』を歌っています。
あの頃に出せなかった音たちが、ここにあります。
年をとることは、とても素晴らしい。
これからも、きっと変わっていくのでしょう。
若者だけが売れるために音楽を作る。
産業がのっかる。
それももちろんありで、人々は憧れるけど。
それ以上に、大切な宝物がここにあることに気がつきます。
生きてきてよかった。
携わって下さった皆様、本当にありがとうございました。
制作は、びっくりするほどの少人数でしたが、それだけに、私のわがままや無理なお願いを聞いてもらうことが出来ました。
長い長いレコーディングの期間、一緒に戦ってくれた制作陣。
そしてギタリスト BUN、ギター。
お疲れです。
これからも、皆様、どうぞ、よろしく。
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朝陽桜 (水曜日, 06 3月 2013 01:00)
アルバム完成おめでとうございます。
近々購入します。
《絵の浮かぶ歌》があるといいな。
渡辺みやこ (金曜日, 13 9月 2013 03:30)
ありがとうございます。
今の音です。