大雨の新宿です

学生時代に先輩の頼みを断れず、コピーバンドで歌ってたジャパニーズロック。
聴いてみたらかっこよくて、何度も何度も聴いていた。

貧乏学生だったから、そのバンドのライブに行ったことがなかった。
しばらくしてバンドも解散して、ボーカルの方が１人歌い出した。

１人になってすぐのテレビ出演で、赤っぽいスーツを着てきて、「今の自分が一番おもしろい。１人になって、ちょっと、何を着ていいのか分からない。」と言っていたのが忘れられなかった。

その、迷い具合も一生懸命さも、自分の事なのに笑い飛ばしてしまう姿はかっこよかったな。かっこは変だったけど。

あれから何年たったのか。


先週、某ライブハウスの偵察に行って、その人が29日のスケジュールに載っていた。
こんなちっちゃいとこで。


今日、大雨だったけど行ってきた。昔の歌は歌わないけど、最高だった。

その声で。

最後のセッションの時も客席から、ピアノが見えにくい位置にあって、覗きこんでたら、ステージから「見える？」なんて言ってくれて、ライブハウス、小さくて万歳だ。

歌って生きてる姿。しかと見た。


東京。
毎日、誰か、歌ったり演じたりしている。
検索しなくても、何だかんだと頑張ってるお知らせが来る。

なかなか、全部は行けないけど、心にとめて一緒に頑張る気持ちになれるから、お知らせ送って来るくらい遠慮しなくていいよ、と、良く思う。

だって、東京だもん。

人生は長くて短いぞ。